Fata.シャーロック2022年9月6日#5 リーハは不運な魔法使いフラグを全部折った先輩たち 「なかなかやるな……」 長い沈黙の後、クィレル先生……いや、クィレル先生の後頭部に付いていた顔がクックックと笑い出した。 「小賢しいガキ共よ……。何故だ、何故わしがこの男に憑いていると分かったのだ?」...
Fata.シャーロック2022年8月31日#4 リーハは不運な魔法使いトイレはあった! 先輩もいた! でも…… その後、僕は何とか一人でトイレを見つけ出すことに成功した。ああ良かった……。用を足した後、僕は手を洗い、ついでに額の部分も洗った。 それから持ってきたハンカチで水を拭き拭き、来た道を忍び足で戻ろうとした。のだが。...
Fata.シャーロック2022年8月31日#3 リーハは不運な魔法使いトイレはどこ?! 先輩はどこ?! パーティーが終わった後、僕を含む新入生は皆、それぞれの寮の監督生に連れられて、これからのホグワーツでの七年間を過ごす寮へ行くことになった。 初めて見るグリフィンドールの談話室は広かった! それに気持ちを掻き立てられるような、赤と黄色の凛々し...
Fata.シャーロック2022年8月30日#2 リーハは不運な魔法使い先輩たちは何か変 素敵な人と巡り会えたことで、僕はこれまでにないほどテンションが上がっていた。新入生歓迎パーティーは生きていて良かったと思うくらいに素晴らしく楽しかった。 だけど……両隣の先輩達は、何か変なんだ。会話の内容がおかしいんだ。...
Fata.シャーロック2022年1月23日#1 リーハは不運な魔法使い リーハ・H・マフィーは「魔法使いのたまご」だ。 十歳になった彼は、ついに念願の魔法学校ホグワーツへの入学を果たす。 けれども同級生ハリー・ポッターの存在感が圧倒的過ぎて、同じ寮生からほぼ空気の扱いを受けてしまう。 しかし、彼には「いつか立派な癒者になる」という強い意志...